社長です。簿記の学校にいこうかと思います。
2015/06/12
本日が個人確定申告の提出期限です。
今年も終わったな~感ひとしおです。
この締切感。
今でも受験浪人生のころを思い出させます。
あのころに比べれば・・・、という思い出は財産ですね。
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社長です。簿記の学校にいこうかと思います。
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と、ある整体師様からいただいたコメントでございます。
こうして確定申告で数字の説明を受けていると、自分が経営者として未熟であると痛感するからだそうです・・・。
「知っている」
この一言を取っても幅広いものです。
どの程度を「知っている」というのでしょうか?
勉強をして、それを活かすという意味では、どの程度まで知っておかなければいけないのでしょうか?
難しい問題ですが、我々実務家は根本的に勘違いしてはいけないことがあります。
それは 「百パーセント理解しないといけない」 という考えかたです。
忙しい毎日の中で、天才でもない限りすべての分野で専門家になることは無理です。
というよりひとつの分野で専門家になるのもしんどいはず。
もちろん、なにか一個秀でていることがあるといいのですが、そうそう作れません。
「ある程度でいいんじゃないですか?」
と私は思います。
簿記も税金も知っていて損はありません。
でも、貴重な時間とお金を使うならその費用対効果を考えるのが美しい経営者であろうかと思うのです。
リチャード・コッチの 人生を変える80対20の法則が 新版になりましたね。
利益の80%は顧客の20%がもたらすわけです。
知識も同様であろう、と思いませんか?
簿記という体系化され仕組み全部を100とするなら、あなたの役に立つのはそのうち20%ぐらいでしょう。
税金の知識もそんなものです。
忙しい私たち必要なのは、そのうち使える20%の部分だけを効率よく学ぶことではないでしょうか?
だから勉強する基準は、
「知っている」→「とりあえず武器として使える」
までのレベルだと思うのです。
何か仕事が発生して、社内で出来なくとも、
「外注に回せばできるだろう」 ということがわかれば使えるレベルです。
あとの、その外注が効率的で正しく業務を行っているか?リーズナブルな価格か?
はあなたの知識量の問題ではありません。
どんなに知識があっても外注先を完ぺきに管理することなんてできないですよね?
外注先が信頼にたる人柄か? 外注先の競合を用意しているか?
ということと知識量は関係ありません。
勉強するという行為は大切です。した方がいいでしょうし、しないといけません。
でも、勉強しているとそれがノイズになったりもします。
だから、どこまで勉強するかの基準を
「武器のひとつとして持って行けるレベルまで」と規定すると費用対効果がいいと思うのです。
勉強に時間を使いすぎていませんか?
今日の記事はあなたのキャッシュの最大化に役立ちそうですか?
今回の執筆は、ウィズ・ワン会計事務所 永井でした。
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