税務調査とは時期をづらすこと
2015/06/12
つきたくないウソをつくこともあります。残念ながら・・。
全ては会社を潰さないため。
「なんでわかってくれないんだよ!!」 と社長。
私ぐらいは「わかるよ」 って言ってあげたいと思っています。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
税務調査とは時期をづらすこと
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ついこないだまで税務調査をやっていました。
このクソ忙しい時期にです。
さて税務調査というのは9割がた 「期連れ」が論点です。
よっぽどのことがないか限り。
この売上は前期か今期か。
この仕入はいつ販売したのか。 今期の販売なら、前期には在庫になるのでは?
とまぁこんな感じです。
残りの1割で人件費。
架空の給与があるんじゃないか? 奥さんは実際にどんな業務をしているのか?
と、そんな感じ。
ここらへんを一生懸命調べることが税務調査です。
領収書の細かい支払を会計入力するのに、適用に細かい記載をしたがる経理の方がいらっしゃいますが、税務調査を気にしてのことならばあんまり意味ないです。
さて、今日の記事は税務調査の方法についてではないのです。
税務調査を受けることでおこる、 社内のドタバタ劇。
税務調査というのは不思議なもので、中小企業なら2~3日で終わるものなんですが、たったその日数で、
「え! そんな書類作っていたの?!」 とか、
「そんな風に考えていたんだ?!」 なんていう、
新しい発見があるものです。
そんなこと調査の前にすり合わせておけよ。 と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは中小企業ですから。
それに税務調査という緊張の場面だからこそ、でてくる話っていうのもあるのです。
そういう場面でもないのに、会社の環境や考え方を根掘り葉掘りきいて、改善しましょうなんて大上段で言ったって、変わるはずもなく。
その前に私が切られるでしょうね。 ハハ (-_-;)
そんなもんです。 結局、その場その場でやっていくしかない。
結局、経験からしか学べない というのが本当ではないでしょうか。
もちろん、そこで致命傷になることは避けなきゃいけない。 そのために私がいます。
「 ちょっと痛かったなぁ、次回は気を付けよう。 」
そんな風で終わるといいのですが。
話を戻して、
「え! そんな書類作っていたの?!」 とか、
「そんな風に考えていたんだ?!」
というのが、場合によっては
何でそんなものを残していたんだ?! とか、 そんな考えではいかん! とか
VS税務署にあたっては、責任論に発展してしまうことがあります。
そしてときに、社長がよかれと思った施策も、
「なぜそんなことやったんだ?!」 と なじられたり。
「そんな悪いことしるなんて知りませんでした。 ブッラックじゃないですか?」
なんて言われたり。
そんなに酷くはないだろ? と思えても、
緊張の場面にいたればすぐ炎上していきます。
しかも、それを言っているのが社長の奥さんだったりね。
やれやれです。
そこで冒頭の
「なんでわかってくれないんだよ!!」 という社長のセリフになるわけです。
別に、私腹をこやしたわけでなし。よかれと思ってのこと。
全ては会社のためにと思ってしたことなのに・・・。
毎日、毎日、いろんな人に気を遣い・・、情けないやら、悲しいやら・・。
社長さんに 「大丈夫、あなただけじゃないよ。」 と言ってみました。
少しは気が楽になってくれたでしょうか?
あなただじゃないよ。と言い続ける会計事務所でいたいと思っています。
税務調査についてはたくさん書くことがありますね。
それはまたこんど。
今日の記事はあなたのキャッシュの最大化に役立ちそうですか?
今回の執筆は、ウィズ・ワン会計事務所 永井でした。
関連記事
-
脱税なんて簡単だ
ここだけの話です。 あなたの相続税1億円ですが、その税金を払わなくてもいい方法が …