社長が買うなら新車よりも中古車で。 なぜ中古資産は節税になるか?
2015/06/12
「中古は高く売るより早く売れ」という格言があります。
商売は「利幅」と「回転」の掛け算で利益が決まりますから。
どちっも、という考えより、どっちかに尖ってる商売が上手くいってる気がします。
「儲かってる業種はどこ?」と聞かれることが多いですが、
中古ビジネスは儲かってる業種の一つですね。
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社長が買うなら新車よりも中古車で。 なぜ中古資産は節税になるか?
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“減価償却” という “社長に会計をわからなくさせる3つのポイント” の一つの話です。
預金残高(キャッシュフロー:CF) と 利益(損益計算:PL) が同じなら、会計も分かりやすのですが・・。
さて、“減価償却”がわかっているという前提ですすめます。
中古資産の減価償却は簡便法適用すると次の計算式になります。
「法定耐用年数-経過年数+(経過年数×20%)」
(1年未満の端数は切り捨て。年数が2年に満たない場合には2年。)
※ 簡便法というのは、耐用年数の見積もりが困難な中古資産の耐用年数を算定する方法です。耐用年数の見積もりが可能な中古資産って何? という話ですが・・。
例えば、 4年落ちの中古の乗用車を300万円で買った場合
(6年-4年)+(4年×20%) = 2.8年 → 2年 (端数切捨て)
耐用年数2年の定率法償却率は100%ですので
300万円が全額償却できることになります。
これが3年落ちの中古車だと
(6年-3年)+(3年×20%) = 3.6年 → 3年 (端数切捨て)
耐用年数3年の定率法償却率は66.7%ですので
約200万円の償却となります。 100万円償却額が変わります。
そういうわけで節税のためには4年落ちの高級車を買うべし。
というのはちゃんと根拠のあるはなしなのです。
ちなみに我が家はトヨタのポルテに乗っております。
今日の記事はあなたのキャッシュの最大化に役立ちそうですか?
今回の執筆は、ウィズ・ワン会計事務所 永井でした。
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